★鳥たちの近況報告(2004年11月)★ 1つ前に戻る HOMEへ
11月27日 そろそろ冬仕度
寒くなってきましたね~。 北海道では、木の葉もすっかり落ち、 どの家でも、雪囲いが完了。 来月には、そろそろ本格的に雪が 降り始めるかな~といった感じです。
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先日、扉に足をはさんで、痛い目に あったタップ。 せっかく、ケガが治ったのに、 また懲りずに事故現場を ウロウロしています。 |
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たっちゃん、なんだか得意げで、 痛かったことなどすっかり忘れている ようです。 この時は、ちょうどオンも一緒に 放鳥していて、扉付近の破れた 壁紙に寄っていっては 「ほらほら。オンちゃ~ん。 ここにもいい巣材があるよ~。」 と教えたかったみたいです。
それだけではありません。 タップは、床に降りてウロウロする ようになったので、この前危うく 踏みそうになって、今度は私の方が 「ぎゃ~~!!」と叫んでいました。
好奇心が旺盛なのはいいことかも しれませんが、カゴの外は危険が いっぱいです。 タップが、気をつけないなら 飼い主が、気をつけるしかないです かねぇ~(はぁぁ~~溜息)。
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さてさて、今日は、鳥さんの冬仕度の お話。 とくに、徒歩で寒い中、通院されている方 向けに、保温方法をご紹介いたします。
北海道の中でも、比較的暖かいこの街 でも、零下10度前後に下がることが しばしばあります。 こんな時、暖房の効く車を運転できない 飼い主にとって悩みの種は、通院時の 保温対策。 家から交通機関、そして病院までは どうしても寒い外を歩いて、鳥たちを 連れて行かねばなりません。 具合の悪い子を連れて行くには、 それなりの保温が不可欠ですが、 零下の気温の中、往復4時間以上、 保温を持続させる方法は、なかなか みつかりませんでした。
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しかし、昨年の冬からいろいろ試行錯誤 を繰り返して、その問題をほとんど 解決してくれたのが、この犬用の保温剤 (ドギーマン「レンジでチンしてぽっかぽか」 通販でも買えます。お値段3500円位。 ホームセンターとかなら、もっとお安く 手に入ることがあります)
このおかげで、寒さで余計具合が悪くなって しまうからといって病院から足が遠のく、 ということもなくなりました。
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うちにはオカメインコとセキセイインコしか いないので、サイズ的には「中型インコ」 以下が対象になってしまいますが、 ダンボールをもう少し大きくする、保温剤を 2個使うなど、やり方を工夫すれば 大型インコにも対応可能かと思います。
保温のためには、この保温剤の他に ①アクリル100%毛布 (70㎝×100㎝なら 1~2枚 140㎝×100㎝なら 1枚) ②ダンボール箱 (6本入りペットボトルの入ったダンボール を半分にしたもの・あるいはそれと類似の 大きさ) ③新聞紙1枚 ④大きめの旅行鞄 ⑤電子レンジ ・・・が必要になります。
1)まず、鞄に、アクリル毛布を敷いて その上に、レンジでチンして暖めた 保温剤を載せます。
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2)ダンボールの中には、 新聞紙を1枚だけひきます。 |
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3)保温剤の上に ダンボールを載せます。
仕組みは簡単。 この保温剤の発する「暖気」」が ダンボール、新聞紙を「通過して」 鳥さんのいるダンボール内部に 届くと、だいたい25~26度に 保てるのです。ですから、 暖気を通さない、プラスチック ケースを使うと、保温剤の意味が ほとんどなくなってしまいます。
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とはいっても、物事は考えようです。 ここは、逆転の発想で(笑)!! これは、セキセイ用のプラスチックキャリー なんですが、もともと両側面に換気用の 窓があります。これを、上下にひっくり返して 下の窓の方に、新聞紙を1枚ひくと、 上のダンボールと同じようにして使えます。
要は、保温剤から出てくる暖気を 通す「穴」が、鳥さんをいれる入れ物の 「床面」にあればいいのです。新聞紙を 薄目に1枚しかひかないのも、暖気を 通りやすくするためです。
私も最初こんな風にすることは思いも つかなかったんですが、この保温剤を 買ったばかりの頃、たまたまノンを病院に 連れていったことがありました。 その時、私が列車の時間に間に合わない からといって、走り回って鞄を振り回した せいで、このキャリーがひっくりかえって、 ノンもひっくり返っていたんです (ノンの方は冗談ですが・笑)。 それでも、家に帰ってきたとき、 キャリーもノンもほかほかしていたので どうしてだろう~?と考えていたん ですが、どうやら、こういう仕組みで 保温がうまくいっていたようです。
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さてさて、続きを・・・。
4)鳥さんをダンボールに いれてから、保温剤をダンボールの 中央にしっかりあてがって、 ダンボールごと毛布でくるんと包みます。
この時、重要なのは、保温剤から 立ちのぼってくる暖気が逃げないよう ダンボール上面から、ダンボールと保温剤 をすっぽり覆うようにして、毛布で包む ことです。 これが、うまくいかないと、ダンボール 内部の温度が次第に下がり、保温の意味 がなくなってしまいます。私も、寒そうにして いる鳥たちをみて、慌てて包み直すことが しばしばあります。
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熱くなるときはかなり熱くなるので、 「換気」と「温度調整」のため、病院 へ着くまでの間、何度かデパートや スーパーのベンチで休み、毛布を 開いて鳥の様子をみます。 (この時、鳥さんが逃げ出さ ないよう注意して下さいね!) 鳥が熱がっていたら、毛布を ちょっと開けたまま、かばんを閉めて いくといいです。
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写真の毛布は70㎝×100㎝の 大きさです。最近は、0度近くまで 気温が下がることが多いので、 同じ大きさの毛布をもう1枚、 被せていきます。
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保温剤も、時間が経つに連れて温度が 下がっていくので、病院からの「帰り」 には、「行き」につけていたカバーを 取り外して使います。 だいたい5~6時間は、25~26度を ゆうに保てると思います。
レンジで暖めて使う保温剤は、ゲル状 (ゼリー状)のものなど、いろいろなものが 売り出されています。ゲル状の保温剤に ついていうと、お値段が安いものが多い ですが、入った袋が破れて中身が飛び 出す危険性が大なので、あまりオススメ できません。 でも、かくいう保温剤も、あやまって 落として、中身が割れてしまえば使い 物にならないので、取扱いに注意しな ければならない点は、一つのデメリット といえるかもしれません。 鳥予算に余裕があれば、壊れたときの ために、もう1個予備として用意しておく のも手かと思います。
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実は、この保温剤の代わりに・・と、 ゆたんぽも用意してあるのですが、 まだ試したことはありません。 お湯をわかすのは時間がかかりますが、 レンジでチンすれば5分ですむので、 怠け者の私などは、とても重宝してます。
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昨日、ぬくぬくと、このダンボールに 入っていった方です(笑)。 ようやく、羽が生え揃って「よかった、 よかった!」といっていたら、先週吐いて また病院のお世話になってました。 細菌のわいたそのうは完治しましたけど、 病院帰りのぱーるは、ほんとに機嫌が 悪いです。 今日も、朝から機嫌が悪いんだよね~ ぱーるちゃん(苦笑)。
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11月5日 ごめんね、たっちゃん
たっちゃんが、目下夢中になっているのは 巣探し。 大好きなおんちゃんに、気に入ってもらえる よう(?)、放鳥中は、部屋中あちこち 飛び回って、巣にふさわしい場所を 探し回ります。
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たっぷ
「今日は、ここにしようかな~」 |
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「ふんふんふん~~♪」 まるで、鼻息・・・あ!いえ! たっちゃんの鼻歌が聞こえて 来そうな感じです。 |
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本棚の上にある、埃まみれの ダンボールの上も、いちおう? 候補地のようです。 巣づくりしないようぬいぐるみの バロンちゃんをおいてみたんですが、 たっちゃんには、あまり効き目が ないようです。
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「ここは、ちょっと狭いからいいや・・・ とうっ!!!」
ヒロ君に負けないよう、 たまには、たっぷの飛行写真も 拡大して載せてみました。
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ところが・・・今日、そんな巣探し行動が 仇となる事件が起きました。 たっちゃん、あけっぱなしになっていた部屋の扉 に乗っかって、巣材になる壁紙をはがしていた らしいのですが・・・ (飼い主) 「それじゃ、すみませんが、ぷりんを後ほど 連れていきますのでよろしくお願いします」 がちゃ!!(電話をおく音) どすどす(MARIの足音)・・・ 「やれやれ、ぷーちゃん、やっぱり念のため もう一回先生にみてもらっておこうよ」 きぃぃぃぃぃ~~(ドアが閉まりかかる音)
「うっぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~~~~」
何が起きたか、もうおわかりでしょう? みんなと一緒にお留守番予定だった、 たっちゃん。 扉に足を挟んで、ぷーちゃんと一緒に 大嫌いな病院行きになったのでした。 私もそんなところに、たっぷがいるとは つゆ知らず。 もう~ほとんど、不可抗力に近い状態 で、唖然としてしまいました。 幸い、扉を軽く閉めただけだったので、 足の皮をすりむいただけで助かりましたが もし扉を思いっきり閉めていたら・・・と 思うと、ぞっとします。かわいそうに、 たっちゃん、病院では思いっきり、 軟膏のようなものを塗りまくられてました。
放鳥中は、どこに鳥がいるかよく確認 してから、部屋への一歩を踏み出さないと、 大変な目にあう・・・ということを 今更ながら自戒、反省した飼い主 なのでした。
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